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MTってどんな検査?

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高圧ガス
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非破壊検査シリーズ、今回はMTです!

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概要

 磁気探傷試験(MT)は、試験体を磁化して、欠陥部に生じた磁極により強磁性体の磁粉末が付着することを利用して、試験体の表面や表面の近くになる欠陥の位置や形状を検出する方法です。

原理

 鉄鋼材料などの強磁性体を磁場の中に置くと、磁化された材料は材料の両端以外の連続した部分では、普通に材料内部に磁束が通り何も発生しません。しかし、表面や内部に磁束を遮断する欠陥があると、欠陥の両端に磁極が現れ、磁束が表面空間に漏洩します。この部分に、鉄粉または着色磁粉・蛍光磁粉などの検査液をかけると、磁極に吸引されて磁粉模様が形成、欠陥の幅が拡大され、容易に欠陥の存在を見つけられます。また欠陥部の磁粉の付着は、磁粉の特性と欠陥の漏洩磁場に支配され、これが大きいほど、付着しやすくなります。

 検査手順は以下の通りです。

  1. 前処理 – 洗浄
  2. 磁化 – 磁化方法と磁化電流値を設定して材料を磁化
  3. 磁粉の適用 – 磁化した材料に磁粉又は検査液をかける
  4. 検査
  5. 脱磁
  6. 後処理 – 洗浄
磁粉探傷検査の流れイメージ

画像の引用 https://www.j-ndk.co.jp/product/hihakaikensa/magnetic_particle_testing.html

制限

 PTと同様に、この部分が試験で出題されてますので、確実に覚えてください。

 この検査は、非磁性体材料には適用できません。その代表として、オーステナイト系ステンレスがよく出題されます。これは非磁性体材料なので、MTは使えません。

 オーステナイト系ステンレス鋼というのは、Fe-Cr-Niの合金です。よく使われているのはSUS304、SUS316でしょうか。金属材料については腐食等と絡めて頻繁に試験に出題されていますし、かなりボリュームがあるので小分けに記事を作っていくつもりです。

最後に

 今回もあっさりめの記事になりましたが参考になれば幸いです。

 ご安全に!

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